地域を流れる川の検証と生態調査

日本を代表する川の生態専門家・地質学者等を招き、本来あるべき川の生態を調査しその実態と障害を明確化。

「岩手県安家川をカワシンジュガイが生息する日本屈指の夢の清流に!」 プロジェクトレポート!

https://readyfor.jp/projects/127366 ぜひ、ご覧いただき、この拡散にご協力いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

「カワシンジュガイ」の事前フィールド調査 〜秋の安家川〜 2023年11月6〜8日

安家川のフィールド調査を岩手県立博物館主任専門学芸員 渡辺修二先生にご参加いただき実施しました。今、絶滅の危機に瀕している安家川の「カワシンジュガイ」の生息状況をできるだけ早く把握し、最良の対策を講じるための予備調査です。そして、やはり平成28年8月30日に岩手県に上陸した台風10号による豪雨被害の影響は甚大で、上流部の渓相が大きく変化していることも確認できました。地元の方々の取材から、その増水による渓相の変化がいかに激しかったか、伺い知ることができました。

まずは、今回のリポート映像をご覧ください。

ここは、岩泉町安家支所の上手、川の中流部です。渡辺先生は、急流の岩陰などを丹念に素早く探っていきます。

すると…まずは4個体、単独でポツポツ生息するカワシンジュガイを確認できました。さらに上流に向かうと右岸の砂地に、

ご覧のように60個体ほどのカワシンジュガイのコロニーを発見できました♪水温は11℃のポイントです。

今回のフィールド調査は、まず全体の把握が主目的で十分な調査ではありませんが、残念ながら最上流部と下流部での生息確認はできませんでした。特に、渓相が激変してしまった安家川の最上流部や折壁川など、標高400㍍以上の一帯では生息の確認ができませんでした。今後は、渡辺先生のご指導の下、環境調査・底生生物調査・魚類採集調査を進めていきます。森・川・里・海の繋がった安家川。森は水のこと、里は人のこと、素晴らしき水の宝庫「安家川」に見習うべきことは多いと思います。

ぜひ、安家川カワシンジュガイPJをご覧いただき、その拡散にご協力いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

https://readyfor.jp/projects/127366?sns_share_token=